2006年06月06日

Löjtnantshjärta 中尉のハート

読んでいた、スウェーデン(語)の児童文学小説(Åke Holmberg の ”Ture Sventon, Privatdetektiv”)の中に、子供たちが庭で、Löjtnantshjärta を摘んでいる描写が出てきました。 この花は今、Ninniの庭でも咲いています。 スウェーデンの庭で見る、一般的な初夏の花なのでしょう。

Ninniは花をひとつ摘み「英語名は、 Bleeding Heart と言うのよ。 ほら、花の形が ハート heart で、しかも bleeding (血を流して)いるようでしょう。 ドラマチックな名前ねぇ。 でもスウェーデン語では、Löjtnantshjärta (中尉のハート)と呼ぶの。 hjärta はハート、löjtnant は軍人の称号。 英語だと lieutenant のことね。」

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なんとも奇妙なスウェーデン語名。 なぜスウェーデンではこの花を、中尉のハートなどと呼ぶのかというと・・・

「こうやって、花の先の部分を上にし、両側の花びらを左右に開くと・・・ 中から裸の貴婦人が現れるでしょう。 軍人が貴婦人に想いを寄せている、あるいはエッチなことを思っているってこと」

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しかも、さらに花びらを下に引っ張ると・・・ 「シャンペンの瓶になる」

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花の形って、本当に不思議ですね。 それにまつわる花の名前もおもしろいです。 ちなみにラテン語名は、 Dicentra spectabilis です。
タグ:ハート
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2006年06月28日

夏至祭 Midsummer

6月24日は、スウェーデン夏の最大イベント、夏至祭(スウェーデン語で、midsommar)でした。 夏の始まりを、人々は盛大に祝います。 祝うのは、夏至祭当日ではなく、その前日。 伝統的な催しとしては、このように花や葉で飾ったメイポールを立て、その周りで人々がフォークダンスを踊ったり、ゲームをしたり。

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Ninniは子供の頃から、フォークダンスを家族と習い、スウェーデン(スコーネ地方)の民族衣装も自分で縫います。 (フォークダンスをするときは、伝統衣装を着るので。) フォークダンスのフェスティバルで、ドイツのフォークダンスチームの一員としてスウェーデンに来ていた若者と出会い、数年後結婚。 なので結婚後も、子供が生まれてからは家族全員で、フォークダンスをしていました。

今は、頼まれると民族衣装を作るくらいで、フォークダンスはしていません。 でも夏至祭の前日には、以前所属していたダンスグループ主催のイベントに顔を出します。

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ダンスやゲームをするだけでなく、当てくじ、アイス、宝釣りなどのお店も開き、コーンフラワーで作った鮮やかな花輪も販売。 コーンフワラーは、スウェーデンの夏の、代表的な草花のひとつです。
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2006年06月29日

真夏の夜の夢 Midsommarnatten

夜と昼の長さが同じである、夏至の夜は、不思議に満ちている、と昔の人々は思っていました。 このような言い伝えがあります。 夏至の夜、女の子が7つの異なる花を摘み、枕の下に忍ばせて寝ると、夢の中で、将来の夫となる相手を見ることができる。 守らねばならない大切な約束事は、花を摘んでいる間、一言も口を聞いてはいけないこと。 スウェーデンの女性は、誰でも子供の頃、将来の結婚相手を知ろうとして、ミッドサマーの夜、枕の下に花を置いて寝たことが、一度ならずあるものだとか。 Ninniも然り。 今でも女の子たちは、この伝統を守っているようですよ。

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7つの花は、決まったものではなく、異なる種類であれば、なんでもよいとのこと。 この時期、野原でよく見かける花、ミッドサマーの季節の花として知られるのは、ポピー(スウェーデン語で Vallmo。 けしの花)と、マーガレット(スウェーデン語で prästkrage、牧師の襟という意味です。 昔牧師さんは、白いレースが波打った、まさにこの白い花びらのように高く突き出た、襟飾りをしていたので。 今でも、デンマークの牧師さんは、そのような襟飾りを付けています)。 マーガレットは、スコーネ州の花でもあります。 
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2006年07月11日

ニワトコの花のジュース Elder, Fläder saft

6月中旬、夏至祭が近くなると、小さな白いFläder の花が、あちこちで咲き始め、爽やかな香りを放ちます。 スウェーデン語で Fläder(フレーダ、フレーデル)、英語で Elder(エルダー)と呼ばれるこの花(灌木)は、日本語では「西洋ニワトコ」という名だそうです。

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最初にこの花と出会ったのは、初めてスウェーデンに来た時いただいた、Ninniの手作りジュースでした。 味よりも、花の香りを楽しむ飲み物。 ジュースを作るときにも、飲むときにもレモンを混ぜるので、さっぱりした風味。 ニワトコには解熱効果があるので、夏にぴったりの飲み物でもあります。

アンデルセン童話の中に、『ニワトコおばさん』というお話があります。 男の子が風邪をひき、お母さんが「ニワトコのお茶」を作ってあげます。 そこへお話好きなおじいさんがやって来て、ニワトコおばさんのお話をしてくれます。 そういえばイギリスで購入したハーブティの中に、Elder Flower というのが、あったような・・・ 

ドイツでは、このような飴を見つけました。 有名なスイスのハーブキャンディーメーカーの「のど飴」ですが、ニワトコ入りです。 (ドイツ語でニワトコは、Holunder というらしい。) 花だけでなく、実も使っているようで、紫色でした。 ニワトコは、白い花が咲き終わった後、鮮やかな紫の実をつけますが、こちらも薬用効果があるようで、ジュースやお茶などに使われるそう。

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こちらは、市販のニワトコジュース(とニワトコの花)。 Fläderbär とある bär は、ベリーの意味で、箱には花の絵が描いてありますが、実(ベリー)が使われていて、色も紫。 Ninniが作るジュースは、花のみ使うので、半透明色です。

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さて、ニワトコの花のジュースですが、私もNinniに習い、夏至祭に頃になるとNinniと一緒に花を摘み、Ninniから譲り受けた「漉し機」とレシピで、毎年作ります。 日本人や台湾人の友人に出したところ、おいしいと好評。 しかも、その味が忘れられなく、市販のものを購入し飲んだところ、全然違う味でおいしくなかった、などと言ってくださるので、私も張り切って作り、お裾分けするのです。

Ninni秘伝のレシピですが、興味がある方は、こちらのページをご覧ください
posted by Ninni at 18:16| Comment(8) | TrackBack(0) | 夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

Stockros (Hollyhock, タチアオイ)

こちら、ヨーロッパは猛暑です。 北欧スウェーデンはヨーロッパ大陸より、いくぶん気温が下がりますが、やはり猛暑です。 7月に入ってから、一滴も雨が降っていないのでは・・・ 湿気がない代わりに、日差しが強く、照りつける太陽にグッタリ。

さて、真夏になると、家の壁際で、高く伸び、大きな花を咲かせる Stockros。 直訳すると、丸太バラ? 英語名は Hollyhock、日本名は「タチアオイ」。 初めて見たとき、ビックリしました。 通常2mはある高さ。 

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壁際によく生えているのは、風除けや、暖を取るためだそう。 こんなに細長く伸びるのですから、強風が来たら折れちゃいそう。 でも、丸太のように頑丈なのか? 花の色は、赤、ピンク、紫、黄色、白など、色とりどり目にします。 

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ドイツから来た夫の親族が、この花を見て、やはり驚いたそう。 種を持ち帰り、庭に植えたところ、ドイツでも大きく育ち、近所の人々からも「何の花なの? 見たことないわ!」と不思議がられたとか。

さて今週末から数日間、義父は夫の兄と、モーターバイクでツーリングしながら、ドイツの故郷に行くとのこと。 Ninniは一人でお留守番だというので、私はその間Ninniを訪れ、女同士二人で楽しむことにしました。
posted by Ninni at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする